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日本ふるさと塾とは      【萩原茂裕】

日本ふるさと塾は、塾舎があって塾生が集まって勉強している
処ではありません。日本中が塾舎です。
日本中いたるところに素晴しい人材がいます。表に現れずに、
ふるさとを良くしようと、黙々と他人のために汗を流しているの
です。しかし、認められずに、時には白い目でみられながら、
自らも素晴しいことをしているとも思わずにやっているのです。
そう言う人たちの御役にたちたいと思い、作ったのが
「日本ふるさと塾」です。
そして各地では、そうした素晴しい方々が、自称塾生と名乗り、
私がうかがう先先でお集まりになり、時には夜を徹して語し合い
をして下さるのです。そういう人たちの交流の橋渡しと、マチづ
くりの為のタネを蒔こうと思って私は講演をして歩くのです。
蒔きっぱなしでは枯れることもあります。枯れさせてはなりません。
その為に講演の回数が多くなります。講演ではなくて肥料なので
しょうか。
ありがたいことに、私をまちの医者だと呼んで下さる人もいます。
そうならば、臨床経験豊富な医者でありたいと願っています。
ですから、私の原稿用紙は日本列島そのものでなければなりません。
そうすることによって、現実に人が変わり、まちが立派に変わって
くださっています。まちが変わると言うことは、そこに立地する
企業も育って行くようです。
そう言う訳で、日本ふるさと塾には案内書や説明書のような資料は
ありません。敢えて資料と言うならば、それは私がお世語になった
マチと人だと思います。
おこがましい言い方ですが、吉田松陰先生の、あの松下村塾の足元
に、少しでも近付きたいと念じてやらせてもらっています。